電波的な彼女

2006年10月11日
ISBN:4086302063 文庫 片山 憲太郎 集英社 ¥660
見知らぬ少女から誓われた忠誠……
ケンカ上等の不良少年・柔沢ジュウは、突然見知らぬ少女に忠誠を誓われた。電波系の彼女・堕花雨の奇妙な言動にジュウは戸惑う。さらにクラスの人気者・如月美夜を加え、ジュウは振り回される一方。ある時、連続通り魔殺人の現場に居合わせたジュウは、雨が怪しいと疑い始める。

ちとネタバレ気味な感想だけど、
読んでみて一番初めに思ったのは
「このシリーズ、これからもこんなに壊れた人が出てくるのか」ということ。

それは置いといて。
この本はサークルの先輩に「現代を舞台にした小説」ってことでリクエストしてオススメしていただいたものですが、
大正解でした。

win-dが求めていた「現代云々」はぶっちゃけて言えば
「池袋ウエストゲートパーク」のようなミステリ話。
ダークなストーリーには何かしら通じるものがあったと思いますまぁ話の系統は違いますけどね。
そういう意味合いが当たりの20%くらいかな。

あとの80%はジュウと雨のカプ。
ジュウ様一筋の一途な雨が可愛いと思いました。
まぁそれもジュウ様のキャラクターあってこそ。
「寂しいジュウ様の部屋に侵入した雨」
のシーンが好き。
「雨に濡れた雨をタオルで拭いてあげるジュウ様の図」。
・・・このカプ最高でした。
次巻以降の2人の関係が気になります。

最後に、純粋にミステリ好きな「電波〜」ファンの皆様、
本当に申し訳ありませんでした。

今日のBGM:「マリアの爪痕」Janne Da Arc

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